2014年02月14日

雪中に栽培する水菜

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筆者の現住地は、はるか秩父山系から連なる多摩丘陵の最末端部に当たります。今日は早朝から都心部に勝る大雪が降り積もりました。お散歩に連れ出した犬は雪だまりにジャンプし、かけずり回って大はしゃぎです。たまたま国から漬物が届いたこともあり、雪をかぶって青々と立つ水菜の姿が目に浮かびました。

水菜は富士山南麓、御殿場・小山地区特産の菜っ葉です。菜の花畑は小学唱歌のとおり春の風物詩ですが、かの地では積雪も見る厳冬期に豊富な富士山の湧水を水田に流して水菜を水耕栽培します。菜っ葉はふつう、薹(とう)が立つと筋が硬くなって食べられませんが、水菜は薹が立ち始めたころが歯応えよく食べ頃です。「薹菜(とうな)」とも呼ばれるのは、そのためです。

お浸しもよいですが、普通は漬物(画像=クリックで拡大できます)で食べます。ほのかに青臭い野生の香りとアブラナ科特有のわずかにピリ辛い苦みが身上。スーパーで我が物顔する無味無臭のハウス野菜や添加物満載の解凍漬物などとはまったく異質です。

細かく刻んでちょっとおかかを混ぜ、お醤油少々を垂らすと、かっこうの酒の肴になります。熱あつのご飯にまぶせば、何杯でもいけちゃいます。GANの幼い日、父は漬けた水菜の葉を箸で器用に広げ、ご飯をひと口分にくるんで食べさせてくれたものでした。

1月末から2月のちょうど今ぐらいが収穫期です。「水かけ菜」の商品名で出荷されていますが、期間限定・少量生産のため、消費地にはとても出回りません。地産地消の典型的な地場産品に終わっています。GANは両隣さんにもお裾分けして「珍しい」と喜ばれました。いつかこの水菜で起業してガッポリ大儲け、と密かに妄想を逞しくしているのですが……。
posted by GANさん at 13:13| Comment(1) | TrackBack(0) | 静岡県駿東郡 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めてGANさんのブログなるもの拝見しました。 これだけのもの作る努力は大変なものと思います。お疲れ様です。
Posted by 鈴木博 at 2014年02月14日 19:18
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