2017年05月12日

懲りないニセ南洋印作り

サイパン兵站3.png昨秋、2016年10月2日の記事でテニアンの空中楼閣的なニセ消印について書きました。同じ偽作者が懲りもせずに今度も南洋サイパンのニセ消印を新作して、またヤフオクに出品しています。締め切りまで日がありますが、あまりにも悪質なので敢えて記します。

このニセ印も櫛型印を模していて、上部に「航空兵站」、下部に「サイパン」と左書き(!)で入り、日付は「18.10.17」。櫛型のようなデザインが最上部と日付の下部にあるのが珍妙です。前回テニアンと同じフォントの日付活字を使い回したチープ感あふれるゴム製で、ニセ印はバレバレです。

出品者は「商品詳細」として次のような説明を載せています(原文のママ)。
◆曾祖父が残してくれたものですが、これに付きましては、歴史的符号箇所もそこそこにあるのですが、現時においての言われ等、郵駿諸氏の御洞察を仰ぎたいところです。
◆さてさて、御了承の上、御入札願います。
この人の悲しむべき国語力の貧困ぶりについては、このさい措くとします。許しがたいのは曾祖父という3世代前の人のコレクションだという破廉恥なウソを堂々と書いていることです。「伝世品であり、従って真正品」と誤認を誘い、故人(たぶん)に責任転嫁する逃げ様が卑怯です。

「歴史的符号(日本語『符合』の誤り)箇所もそこそこにあるのです」もまたホラ話。軍事史でも郵便史上でも歴史的事実にマッチする点など全くありません。このようなハンコが使われた実例が他にあるとでも言うのでしょうか。あるなら、ぜひお示し願いたい。謝罪して拙ブログを廃止し、蟄居謹慎いたします。

こんな荒唐無稽な偽造印でも、ネット上では関心を寄せる記事が見られます。「もしかしたら何らかの事情があって現地調達した変種印かもしれない」などと訳知り顔の解説まで現れる始末です。ん? この書き込み、「もしかしたら」偽作者・出品者グループの自作自演だったかな。さもなくばサクラ・ヤラセの類か。ご用心を!
posted by GANさん at 23:20
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